【 つれづれ。。。 】
この世は矛盾だらけ、とはよく申しますが歳を重ねたせいかそれが気にならなくなってきたSeoulLife Records店長の小杉です。
「この世は矛盾だらけ」
そう思うのはですね、自分の中にある「物事を測る物差し」の数が少ないから、ではないでしょうか。
歳を重ねればある程度その物差しの数も増えてまいりますよ。
これは何かおかしい、そう思ってもまた違う物差しで測ってみれば実はその物差しではピッタリ合っている、何であれば逆に自分の中でその物事にピッタリ合う物差しを探せば良い、そんな考えもございましょう。
ええ、実に偉そうな、それでいて実に意味の無い文章ですよね。
で、ですよ、ここで御話は急に変わるのでございますが。
確か4、5回前の巻末で書いたのですが、自宅に発生した一匹のゴキブリと御互い恨みっこなしに平和に過ごそうではないかという平和協定を結んでそろそろ一ヶ月位になりますか。
詳細はまあメールマガジンを読み返すか店長ブログ(seoul4life.com)で読んで頂くとしてですね、ここ一週間ほどですか。
見ないのですよ。
君は殺さないと決めた例のゴキブリを。
先方から退居してくれたのであればこれはもう願ったり叶ったりでございますとも。
正直な所、一方的に平和協定を破棄して殺虫剤、あるいはゴキブリホイホイの購入を真剣に考えていた部分も自分の中にはございました。
「一方的に平和協定を破棄して相手の命を奪う」
これはもう文字面で見てすぐ分かる実におかしな事、誰の物差しで測っても到底これは正義ではないと思われる事、でございます。
ただ一方、最初に申し上げた様にまた違う物差しで測ればですよ、自宅に発生したゴキブリを駆除するという事はこれはもう至極当然の事でして。
ある種の正義と申しても過言ではございますまい。
まあそもそも、という御話は一旦横に置きましょう。ええ。
で、とにかく見なくなったのですよ。
そして約一週間、今自分の中に不思議な感情があるのを感じているのです。
一言で申せば
「寂しいじゃないか」
・・・心の奥底ではあんなに嫌だったのに、早く居なくなってくれればと思っていたのに、一体何でしょうこの感情は。
「不在によってその存在の重みを知る」という事でしょうか。
そこでハタと気づきまして。
もう実に簡単ではありませんか。
ゴキブリと店長小杉、嫌われるという点に於いては境遇の似た者同士でございます。
即ち同じように世の女性達の前から一旦少しばかり店長小杉が姿を消せばですよ。
必然的に同じ感情が世の女性達に生まれるというのが理屈というものではありませんか。
50手前独身彼女無し、これは待った無しで早速実行を、と思いつつですね、これをまた違った物差しで測れば
「嫌な奴が目の前から消えてくれた。ラッキー!」
で終わるのではないか、そしてその物差しを持っている女性が多数派、否ほぼ全員ではなかろうか、そんな怖れを抱きつつですね、今回はこの辺りで御開きとさせて頂きたい次第で。
ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。
それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SeoulLife Recordsへの感想・リクエストは order@seoul4life.com
までよろしくお願いします!