「マッチングアプリつかってみた」 2022年6月28配信号

【 つれづれ。。。 】

50手前独身彼女無し、さすがにこのままでは孤独死一直線、どげんかせんといかん、そう思い始めてきたSeoulLife Records店長の小杉です。

まあ別にですね、結婚というものに拘っているのかと申せば実の所はそうでもないのでございますが。

長く生きれば周囲からそれなりに色々な御話を聞きますとも。

ただしかし結婚はせずとも何もなくただただ独り、という現状がそのまま続くのもこれはこれで大変宜しくないには違いございません。

とはいえ一体どうしたものか。

そこで思いつきましたよ。

最近よく聞くではございませんか、「マッチングアプリ」なるものを。

心の何処かではまだ人と人が出会う偶然の力というものを信じたい、そういう気持ちもございますがしかしですよ、その偶然の力というものがCDショップ店長という職に就いて以来一切働いてこなかった、そういう自覚もございます。

ここにきて文明の利器に頼って何が悪かろうか。

否、悪かろう筈がございません。

例えば夏、暑くても文明の利器たる扇風機を、クーラーを使わない事が美徳ですか。

涼しくなるまで耐え忍んで待つ事が美徳ですか。

そんな訳はございません。

熱中症で死に至る事もある訳ですからして、勿論使う事が正しいのですよ。

即ち上記の「暑くても」を「モテなくても」、そして扇風機だのクーラーだのを「マッチングアプリ」に置き換えればですよ。

これを使う事は最早当たり前、もう必然と云ってすらいい、そうなる訳でございましょうとも。

で、早速登録いたしましたとも。

そして不慣れながら色々操作して待つ訳です。

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

マッチしないのですよ、これが。

最初にアプリ様がですよ、「気なる人を30人選びなさい」的な事を云われるのでとりあえずよく分からないまま何だかパッと見で30人選んだつもりなのですが。

結局のところ、そうか、そういう事なのか、アプリ様の力をもってしても解決できない恐ろしい状態に自分はあるのだ、もう飲んで寝て全部忘れよう、そう思って悪い御酒をしこたま飲んで寝て翌朝ですよ。

「1件マッチしました」

そういう通知がございまして。

流石はアプリ様、時代の最先端でございますよ。

どうして今までモテぬモテぬと嘆くばかりでこれを使わなかったのか。

早速その方にメッセージを送ろうとしたところですね。

「メッセージを送るには会員(ウン千円)にならないと送れません」

という表示が。

いや良く出来たアプリ、良く出来たビジネスでございますとも。

そして迷う心。

「何よ、CDを1、2枚買ったと思えばいいじゃない」

囁く天使。

「御前如きがメッセージを送ったところで何か起こると思うのか?」

囁く悪魔。

こういう時は女性に意見を聞くのが一番、と当店の口の悪いスタッフに聞いてみたところですよ。

「私も独身の頃一度使ってみた事があるんですが、100人位からメッセージが来て困った記憶がありますね」

「100人?」

「そうですよ、なので仮に店長がその人にメッセージを送っても、相手にとっては所詮は100人の中の1人です。」

「・・・」

「つまり残りの99人相手に勝てるだけの何かが自分にあるか?という事になりますね」

「・・・・・・」

「私は何だか面倒くさくなって結局やめちゃいましたけど」

そんな99人相手に勝てる何かは自分には無い事はもう重に承知でございますとも。

99人相手に負ける何かなら山ほどあるのですが。

とは申せどですよ、ウン千円でひょっとしたらばこれが己を地獄から救う蜘蛛の糸を1本買えるのかも知れない、それなら安いものではないか、そんな事を考えるとはてさて一体どうしたものかと思い悩むこの数日、とりあえず現時点では入会していないという事で以て今回はこの辺りで御開きとさせて頂きたい次第で。

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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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