「京都で拝み倒し」 2022年6月14配信号

【 つれづれ。。。 】

この週末は珍しく神社仏閣巡りをしていたSeoulLife Records店長の小杉です。

「確か店長小杉はキリスト教徒ではなかったか」

という御話もございましょうが、店長小杉が大多数の日本人同様に超絶フレキシブルな宗教観の持ち主である事もございますが、切っ掛けは弟からの御誘でございまして。

「兄上、CDが売れぬ売れぬと週七日鬱々とパソコンの前に只座っているのも何でございましょう、ひとつ神社やお寺の多い京都にでも出向いてですね、頼めるものにはもう神仏問わず片っ端から商売繁盛を頼んでみるというのも良いのではないしょうか」

斯く云う弟も当然一応はキリスト教徒なのではございますが、二人揃って「教会に行こう」なんて頭はハナから無い不信心者でして。

それが酷い戦争の一端を担っているらしい今は特に、というのもございますが。

ただまあですね、教会であろうが寺院であろうが神社であろうが、入り口の種類が違うだけでおそらく結果出口は総て同じ所に通じているのであろう、というのは共通した意見でございます。

しかしそうなりますと京都は大変に効率が良い場所でございますとも。

御時世ですからして電車での長距離移動はあまり宜しくないかも知れない、という事で弟の運転する車でもって行ってまいりましたよ。

京都に。

そして拝んで拝んで拝み倒してまいりましたとも。

もう拝み倒れそうな位に拝み倒しましたとも。

店長小杉にしては珍しく御守りも購入いたしまして。

で、帰ってから気づいたのでございますが、買った事が無いとは申しませんがまあまず買わないもので、実は御守りというものの取り扱いに大変疎いのですね。

持ってはおりませんが例えば十字架なら首から下げておけば良い訳ですよ。

では御守りはどうしたものか、基本常に身に付けるものでしょうがそうなりますと尻ポケットにでも入れたものなのか、はたまた御財布にでも入れておいたものか。

とりあえずいつも使っているヒップバッグに入れてみたのですが、調べてみますとこれは実は非常に良くない事のようなのですね。

神様に御尻を向けるなぞ不敬千万という事になるらしく、尻ポケットに入れるなぞはもうもってのほか、だそうでして。

どうやら御守りは十字架同様「首から下げる」が正しい方法のようで。

寅さんもそうしておりましたですよね。

ただ寅さんのように堂々と見えるように首から下げるのは時代的に些か気後れがする部分もございまして、一応首から下げて御守りは見えないようにTシャツの中に入れる事といたしまして。

本日もそうしているのでございますが。

何だかチクチクするのですよ。

何だかむず痒いのですよ。

おそらく御守りの生地が素肌での使用を想定していないのかも知れません。

ただこの数日、何となく薄っすらとではございますが運が向いてきている気がしなくもない、この状況にあってこのチクチク、このむず痒さ、これをどこまで我慢すべきかで悩んでいる、そのような次第でございます。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー

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さてさて。

読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>【新・店長小杉の俺にも言わせろ】
>―今回は映画について語っていただきたい

>現実主義を第一のモットーとする僕にとって映画のような作り物の世界は
>あまり興味の持てる対象でないことは確かだね。「シン・ウルトラマン」
>ではなくて「贋・ウルトラマン」。表現者として己の作品にそう名乗らさ
>ざるをえない誠意を持っていない人間を信用することは僕には些か困難を
>伴う行為であることは確かだろうね。ちょっと言い過ぎたかな。

>―今さら反省しているふりをしてももう手遅れだ、ところで店長小杉は
>映画と名の付くものは一切観たことがないのか

>デートのために映画館に行ったことが三回ある。

>―何を観に行ったか覚えているか

>「サスペリア」「八甲田山」「劇場版・太陽にほえろ ボス最後の戦い」の三本だ。

>―何か印象に残った点とかあるか

>三本とも途中で寝てしまって内容は覚えていないのだが、目が覚めたら
>映画が終わっていて隣に座っていたはずのデート相手が跡形もなく
>消えていたことは昨日のことのようにはっきりと印象に残っているよ。

>―映画の選択に問題があるような気もするが、「サスペリア」
>「八甲田山」はともかく「劇場版・太陽にほえろ ボス最後の戦い」
>と言うのはそもそもいったい何なんだ

>君が知らないとは意外だね。あらすじを言ってもいいかね。

>―別に構わない

>九州一の武闘派暴力団極道会がソ連の国営マフィアから武器援助を受けて
>九州の警察署を次々と壊滅させていた。それに対抗するために石原裕次郎
>扮するボスの弟分で大門軍団と言う機動警察隊を率いる渡哲也演じる大門
>に出撃命令が下り大門軍団は九州の地を踏んだがタイアップの観光地巡り
>をする間もなく最新鋭のソ連軍の兵器で武装した極道会に襲撃され大門軍団
>は全滅した。愛する弟分の敵討ちと日本の平和のためにあの腰の重いボスにも
>ついに立ち上がる日が来た、みたいなことがパンフレットには書いてあった。

>もっとも映画を観た人の話によるとボスは部下たちとは別行動で東京の
>七曲署の窓のブラインド越しに外を睨んでいるシーンがほとんどだったらしい。
>最後、大門の遺体に切々と語りかけるシーンはほぼアドリブ
>で映画マニアの間では名場面として知られているらしいね。

>―・・・本当にそんな映画があったのか

>何しろバブル時代だったからね、あの頃は何でもありだったんだよ。

>―そう言えば、重鎮からラガーのおばちゃんに
>お元気そうで何よりです。
>東京の片隅で末永く人生を謳歌なされることをお祈りしております。
>とのことだが

>それなら僕の方から気が向いたらラガーのおばちゃんに伝えておくよ。
>(聞き手 光源氏Ⅱ世)

恐ろしい事に毎回事実というものが皆無の重鎮からのふつおたにあってこの半世紀近い人生で映画を観た事が三回だけある、これは確かに合っている、事実である、と認めたい店長小杉です。

そして三本とも途中で寝てしまって内容を全く覚えていない、これもまた恐ろしい事に事実なのでございます。

ただタイトルが全く異なるのですよ。

「南極物語」「バットマン」「猟奇的な彼女」

確かこの三本でございます。

ええ、三本とも素晴らしい作品なのでございましょうが、観たのがこの三本「だけ」となりますと如何に映画に興味が無いか、何かの流れで行っただけなのかがもう明確に判るラインナップでございますね。

そして最後の1本は確かデートで、でございましたでしょうか。

デートというのもアレでございますが、確かに女性と二人で御食事の後に観に行ったには違いございませんですね。

もはや「映画デート」と云って云えない事もございませんとも。

何故にこれをデートという表現にする事に今一つ渋いのかと申せばですよ、仮にこれをデートと云うならば確かその女性との初デートだったように覚えておりますよ。

で、結果その日の夜にはもう既にフラれていたからでございます。

店長小杉のモテなさの「凄味」が伝わるなかなかのスピード感でございましょう。

即ちデートの相手が跡形もなく消えたという部分も事実には違いない、という事で以て珍しく事実の多い重鎮のふつおたですが今回文字数の都合もございましてですね、この辺りでスッキリ爽やかに御開きとさせて頂きたい次第で。

ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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