「どちらかといえばNO WARでしょう」 2022年3月29配信号

【 つれづれ。。。 】

巻末の駄文にあっては政治、宗教、野球に関してはもう明らかに嘘と分かる嘘しか書かない事にしているSeoulLife Records店長の小杉です。

この三つに関しては個人の思想、趣向を明らかにしても無駄な諍いを招くだけ、という母上の教えでございまして。

例えばの御話、以前書いたかも知れませんが昔々本当に大昔、若かりし頃御付き合いさせて頂いていた女性の方の実家に伺った折、テレビで阪神巨人戦を見ながらその女性の御父様に聞かれたのですよ。

「君、野球はどこのファンかね?」

「は、阪神ファンでございます!」

「私は巨人だ。」

そこから10分無言でテレビを観続けるという地獄のような時間を過ごす、そういうハメになる訳でございますよ。

「それについては特に好きなものというのは無いのです」

政治、宗教、野球はこれがおそらくまず一番の答えでございますね。

会話なりが進んで、思想だの趣向だのが一致しそうであればその時はその時で少しずつ明らかにすれば良い御話で。

しかし長年この教えを固く守ってきた店長小杉がどうしても政治的な思想、これを出さない訳にもいかない状況が今世界にございまして。

それについてあれこれ書くのは横に置いてですね、結果だけを申し上げれば今店長小杉がほぼ毎日身に付けているのが

「ウクライナ国旗と”NO WAR”が描かれた反戦マスク」

これでございまして。

様々な国に混ざってロシアの方もちょくちょく見受けられる国際色豊かな人工島に住み、そして働く身としてはそれなりの勇気が必要でございました。

しかも何でしたらばウクライナよりはロシアのほうに若干の御縁がある身でございます。

「ロシアの人にシバかれるかも知れませんよ?」

という、周囲の意見にも耳を貸さず、洗い替えが無い時以外はほぼほぼ毎日身に付けているのでございまして。

ロシアの人とて単語として”YES WAR”と”NO WAR”のどちらを選ぶかと云えば一般的には後者に違いありませんとも。

で、先日そのマスクを付けたまま御食事処に行ったところですね、たぶんですがロシアのご家族の方が居られたのですよ。

確実にそうとは断定できませんが、昔々世界のあちこちを歩き回っていた事もあって、顔と言葉で何となくそうであろうと思ったのでございますが。

御夫婦と小学生位の御子様が二人。

別に平和な御家族の御食事を気まずくしたくはないのですよ。

それが”YES WAR”が合言葉のエキセントリックな御家族であろう筈もなく。

何よりまずシバかれたくないのでございます。

そっとマスクを外そうとした脳裏によぎったのが、ネットで見た

「おうちにミサイルが落ちてきたらどうしよう」

と泣き崩れていた小学生位のウクライナの少女の映像。

何か1ミリ、いや1ミクロンでもあの子の為になるのならば。

多少ならシバかれても良いではないか。

最悪土下座で何とかなるかも知れない。

グッと腹を括ってマスクを付け続けた店長小杉、まあ数少ないこの巻末の読者の方々は容易に想像が付くのでございましょうが特段何も起きませんで。

大抵特段何も起きなかった事を書くのがこの巻末でございますよ。

強いて何か起こった事を書くとするならば、御父様が急に離席したきり最後まで帰ってこなかった位ですか。

それが果たしてマスクの影響なのかどうかは分かりませんが。

どうあれ戦争はダメである、そういう意思を表示せんが為にやっている事なのですからして相手によってその思想を変える、それは流石に「事なかれ原理主義過激派指導者」の店長小杉とて宜しくないのではなかろうか、そんな事を思いつつですね、意外にほんのり真面目ではあるものの駄文には違いない巻末もこの辺りで御開きとさせて頂きたい次第で。

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