「ふつおたに全面的に頼ってみた」 2021年7月6日配信号

【 つれづれ。。。 】

完璧、とは到底云えませんが割にシッカリと不要不急の外出を控えた自粛生活を送っておりますソウルライフレコード店長の小杉です。

そうなるとですよ、ただでさえ書くような事が起きない40代後半独身彼女無し男性の日常にはもう書くような事以前に

「何も起きない」

さざ波ひとつ立たない人生のベタ凪の如き状態が続く訳でして。

こういう時はですね、ひとつ久々にきた「ふつおた」に全面的に頼ってみよう、そう思う次第でございますよ。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー

このコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。
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さてさて。

読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>店長小杉の人生相談

>―今日も黒いTシャツを来ているが

>黒いTシャツは僕にとって喪服代りなのだよ。

>―常に誰かを追悼していると言う訳か

>美しく繊細で何よりも大地のように包み込んでくれる人だった。

>―その人のことを愛していたのか

>僕が生涯で愛したたった一人の女性だ

>―よければ事情を話してくれないか

>彼女は女優になるために上京して劇団人間補完計画と言う小劇団に入団した。それから数ヶ月後、隅田川で覚せい剤中毒の女が溺死したが、それが彼女だった。警察は事故死として処理してそれですべては終わってしまったが、彼女のような聡明で何よりも悪を憎む人が覚せい剤に溺れるとは信じられなかった。しかし、いくら説明しても警察は動かない。僕は店長職の激務を縫って真相を追っていった。
>20年かかったよ。奴らにはツケを払ってもらわなければね。

>―奴らとは

>港区を拠点とする半グレ集団「極東会」は知っているね?

>―ずいぶん前に歌舞伎役者とのトラブルで話題になった指定暴力団ではないために警察も本腰を入れて捜査せずそれをいいことにやりたい放題だと聞いたがその極東会の中でも芸能界志向の強いメンバーが結成したのが劇団人間補完計画なのだ。

>―随分と物騒な連中なのだな

>座長の鈴木サシミは演出を手掛ける一方、俳優としても活躍している。
>TVドラマにも脇役でよく出ているから君も顔くらいは見たことがあるんじゃないかな。そして脚本家の新道貫太郎、彼はNHKのドラマを手掛けるなど今や売れっ子脚本家で、俳優、ミュージシャンとしてもマルチな活動をしている。まぁ彼が一番の出世頭だろうね。
>他のメンバーも個性派ぞろいで、最近人気女優と結婚したミュージシャンの黒田源太郎もメンバーだったことがあるね。無名だった彼らに目をかけてTVの世界に引き入れたのが大物作曲家のすぎしただ。TVの創成期から東大卒のディレクターとして芸能界に絶大なる影響力を持ち、グループサウンズのブームをきっかけに売れっ子作曲家になった。
>今の若者にとってはゲーム音楽の大御所と言った方がピンと来るかもしれない。
>その政治的発言によってネトウヨ層の圧倒的支持を集めているようだね。
>以上が劇団人間補完計画の大まかなプロフィールだが補足を加えると脚本家の新道はパンクロックの愛好家として知られているが実際には70年代のブリティッシュ・ハードロックやプログレッシブロックの熱心なマニアで若者にアピールするためにパンクロック好きを装っているに過ぎない。

>―しかし今やパンクロックは年寄りの聴く音楽だ

>そう、劇団人間補完計画の最大の売りだった新道の脚本が精彩を欠いていることは演劇関係者の間では周知の事実だ。実際、去年鳴り物入りで放送された新道脚本のNHKドラマも無残な視聴率に終わった。

>―感覚が古臭くなったと言うことか

>そのことには彼ら自身が気付いている。だから劇団人間補完計画は活動の主軸を芸能から政治へとシフトしようとしているようだね。

>ー具体的には?

>すぎしたの仲介で自民・公明・維新を中心とした各党のタカ派政治家と交流を深め日本国民補完会議と言う政治団体の設立を目論んでいる。
>自衛隊の不満分子も抱き込んで最終的にはクーデターによって秋○宮を天皇に据えた新国家体制の樹立を目指しているようだ。

>―店長小杉は一人で彼らに立ち向かう気なのか

>別に国家や民主主義のために闘う訳ではない。僕が生涯で愛したただ一人の女性の仇を討つための僕一人の闘いなのだよ。

>―彼女の死に劇団人間補完計画が関わっているのは確かなのか

>劇団人間補完計画の女優の演技はまるでラリっているかのような朦朧さが特徴となっている。しかしそれは演技ではなくて劇団人間補完計画に入団した女優は全て麻薬漬けにされて男性団員の慰みもの、業界の大物、警察関係者、政治家などへの接待に使用される、つまりはラリった状態で舞台に立っている訳だ。

>―店長小杉、あなたの最愛の人も

>彼女は強い人だ。薬漬けになっても奴らの言いなりにはならなかった。
>だから彼女は鈴木、新道、黒田、を含む劇団人間補完計画の全男性団員とすぎしたによって10時間にわたって凌辱され続けた挙句、隅田川に打ち捨てられた。現場を取り仕切っていた当時の中堅団員を拷問してやっと吐かせたよ。その翌日彼は自殺した。遺書は残さなかった。僕の関与が気付かれないようにするために、あえて書かせなかったのだ。

>ー劇団人間補完計画の女優はみんなそう言う目に合うのか

>程度の差はあれそう言う目に遭うのは確かなようだ。
>ゲーム好きのすぎしたを接待するために女性団員を的にしたダーツゲーム大会を開催したこともあるらしい。的になった女性団員は行方不明だ。

>―あなたの復讐のために何か協力出来ればいいのだが

>これは僕と奴らの問題だ。君たちを巻き込むのは遠慮するよ。
>このコーナーの読者の皆さんにメッセージがある。
>僕はこれから東京へ出かけて来ます。
>このコーナーに次回があったなら店長小杉はミッションに成功したのだと思って下さい。もしこのコーナーが今回で最終回になるようでしたら店長小杉は東京で死んだのだなと思って僕の魂のために祈って下さい。

>―店長小杉、グッドラック

>ありがとう。
>(聞き手 光源氏Ⅱ世)

・・・。

異例の超大作で何だか昭和の単館映画のような雰囲気は伝わってくるのでございますが、内容がほぼほぼ頭に入ってこなかった店長小杉です。

しかしとりあえずは文字数を稼げたのでこれで御開きとしてもいいような、そんな気もいたしますが、あまりソウルライフレコードを、店長小杉を御存じない方が真に受けられても困りますので、ちゃんと申し上げておきますと何から何まで9割9分事実の含まれていない内容でございますよ。

ただ恐ろしい事にこの中にひとつだけ事実もございまして、

「店長小杉が毎日黒いTシャツを着ている」

これだけは確かにそう、間違いのない事実でございますね。

1年365日、もう何年も無地の黒いTシャツを毎日身に着けておりますよ。

その理由はと申せばですね、これはもうごくごくシンプルで

「朝起きて服を選ぶのが面倒臭いから」

というただ一点でございます。

そりゃモテませんとも、それが面倒臭くて毎日ほぼ同じ格好をしているような人間は40代後半で独身で彼女もできませんとも。世の中そういうものだ、という認識は勿論ございますとも。

ただ決して諦める事無く先日ニュースで見た声優さんの「31歳差婚」、これを希望の光として歯を食いしばって深く暗い孤独の海を黒いTシャツで泳ぎ続けよう、そして泳ぎ切ろう、そう思いつつですね、今回はこの辺りで御開き、そして重鎮、もし次ふつおたを頂けるのであればできればもう少し短めに御願いを・・・という事で。

この巻末で紹介される「ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛の
メールは件名を「ふつおた」で、order@seoul4life.com まで。

それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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