【 つれづれ。。。 】
さてさて、とりあえずは5月の憂鬱な2大イベントであった御誕生日も持病の脳腫瘍の検査も終わったソウルライフレコード店長の小杉です。
御誕生日につきましてはですね、これはもう無事何事も無く、それはもう色々な意味で何事も無く、ふと気付けば一日が終わり、ふと気付けばまた一つ歳を取っていた、そんな塩梅で。
で、持病の検査のほうですが。
昨年は「気持ち悪化」でございましたので、当日は心の底からの恐怖に怯えながらですね、普段より念入りに髪を整え、汗をかきがちな季節柄体臭に気を付けてあちこちにデオドラントスプレーをかけ、とりあえず手持ちの服の中で一番良いものを着て病院に向かったのですよ。
それはもう看護師さんとの出会い、この可能性が昨今の情勢もありながらしかしその可能性は決して決して「ゼロ」だとは断言できませんもので。
いやこの状況下、日夜激務で奮闘されている看護師の皆様に対して不謹慎ではないか、そういう御声もございましょうが、しかし少なくとも店長小杉の小さな小さな心、その狭量さは身内から「おちょこの裏側」とも例えられる程の小ささを誇る心の内だけではですよ、最悪の事態に備えてせめてこれくらいの勝手な妄想は気持ちの逃がし場として御許しを頂きたい、そんな風にも思う次第で。
所詮は40代半ば、否、もう40代後半独身彼女無し男性、世間的にはどうでもいいとされている人間のどうでもいい心の内だけの事、でございますから。
ここでまあそれこそ世間的にはどうでもいい、もっと申せば世間的でなくてもどうでもいい店長小杉の検査結果をサラリとお伝えするとですね。
「引き分け」
でございまして。
即ち昨年と比べてそこまで大きな変化は無し、そんな状態でございました。
主治医の先生は微笑みながら仰いましたよ。
先生「まあ往々にして医者と患者の考える事は違う、という前提はありますが」
店長小杉「はあ」
先生「この状態で5年持った、これは医者としてはもう万歳な訳ですよ」
店長小杉「はあ」
先生「でも多分患者としては違うのでしょうね」
店長小杉「先生、生活でこれは気を付けた方が良い、とか自分で出来る事は?」
先生「無いです。何にも無いです」
主治医の先生の穏やかな表情から繰り出される至極ドライな物云いが今や店長小杉は大変好きでございまして。
おそらくこの人間に対してはその方が良いのであろう、と見越してそうされているのでございましょう。
そして帰り際に素敵な一言も添えて頂きました。
先生「それでは、また来年御会いしましょう」
こうして診察室を出た店長小杉は心の中で固く誓ったのでございます。
「先生!来年こそは美しい彼女を連れてまた検査に参ります!救って頂いた命に光が当たっている所、これを何とか御見せ致します!」
「確か昨年も、一昨年もこう誓ったような気が致しますが!」
「何となくですが来年もこう誓っているような気も致しますが!」
最後に看護師さんとの出会い、或いは出会いの気配、これは当然のように綺麗サッパリ微塵も無かったという事を報告してですね、今回はこの辺りで御開きとさせて頂きたい次第で。
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