【 つれづれ。。。 】
まだもう1回くらいはあると思っていたら、これが今年最後の配信となる事に気付いて焦っているソウルライフレコード店長の小杉です。
皆様もそうでございましょうが今年はもう色々と大変な一年、しかし40半ば独身彼女無し脳腫瘍ありでもとにかく生きてこの年末を迎えられた、まずこの事を素直に喜ぼうと思っておりまして。
そして有難い事に今年もまた当店が誇る紳士淑女の御客様の方々が、創業からこれほどの歳月が過ぎてもまだまだ行き届かない所が多々あるにも関わらず当店を御贔屓にして下さった、その御蔭でもってソウルライフレコードもまた生きて年末を迎えられた次第なのでございます。
皆様に厚く、厚く御礼申し上げます。
で、年末恒例の「一瞬だけちゃんと真面目になる」のもここまでにしてですね。
これもまた年末恒例になりつつあるのかも知れませんが、誰も一ミリも興味の無い
「店長小杉が今年のクリ○マスイブをどう過ごしたか」
これでございますよ。
贔屓の御店に御酒を飲みに出かけまして。ええ。
店内に他に客はと見回せば50半ば程の男性が一人だけ、もう云ってしまえば店長小杉と合わせて孤独なオッサンが二人きり、でございました。
クリ○マスイブでございますよ。
クリ○マスイブに見知らぬ孤独なオッサンが二人きり、でございますよ。
昨今のこの御時世からすれば適切な人数、適切な距離感、ではございますものの何とまあ寂しく、何とまあ侘しく、何とまあ華の無いことか。
どうせ二人なら片方を妙齢の美しい女性にしてくれれば良いものを、神話にもございますが神様というのはちょくちょく趣味の悪い事をするものですよ。
しかしおそらくはそのオッサンもまた同じ事を考えているのであろう、仕方のない巡り合わせとは云え御互いに申し訳ない事ではある、と思いつつ一口御酒を飲んだその時ですよ。
そのオッサンがマスターに向かって重い口調で云ったのですよ。
「マスター・・・ちょっとリクエストいいかな」
「はい、何流します?」
「山下達郎の”クリスマスイブ”を」
正気ですか?
この日にこんな破壊力のある、こんな殺傷能力の高い曲を敢えて流すとは。
自傷癖だか自殺願望だかマゾ的な何かだかがあるとしか思えません。
そしてこちらを見てニヤリと笑うオッサン。
その目が語っておりましたよ。
「若造、これしきに耐えられないようならこの歳まで生きられないぜ」
・・・と。
店長小杉も目で答えましたよ。
「先輩、僕には到底無理です」
・・・と。
二口目で一気に御酒を飲み干し御会計を済ませて、逃げるように御店を後にしてすぐ帰宅、そのままあの曲のイントロを頭から消すべく歯を食いしばって寝た、これがまあ今年の店長小杉のクリ○マスイブの総て、なのでござまして。
来年は、来年こそは。
そんなこんなでとりとめのない今年最後の巻末の駄文もここで御開き、とさせて頂きたい次第で。
皆様、良い御年を!
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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。
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