【 つれづれ。。。 】
今年は約半分以上の期間ですか、この十数年取った事の無い配送方法で苦しみ続けているソウルライフレコード店長の小杉です。
早く元通りの「完全なる韓国からの直送」に戻せれば良いのですが。
しかしこればかりはまずはこのコロナ禍が収束しない事には充分な数の飛行機も飛ばないでしょうし、おそらくしばらくはどうにもなりますまい。
「どうにもならない事にクヨクヨと考える時間を使う位なら目先のどうにかなる事にその時間を割いたほうが余程建設的である」
これは「売れない零細CDショップ店長」兼「売れないバンドマン」に加えて21世紀にその名をおそらく残さない「売れない思想家」としての顔を併せ持つ店長小杉の言葉でございます。
その思想の独自性を保たんがために過去の文献には一切合切目を通さない、という斬新なアプローチの思想家を自認しているのでございますが。
過去の有名な文献名、あるいはその著者たる有名な思想家の名前を引用する事で我と我が言葉に箔をつける、そのようなセコい姿勢を潔しとはしないものの、読んでしまえば少しでも賢く思われたいが為に絶対にそういう使い方をする自分、これを強く認識している結果でもございます。
で、しかしその思想家たる店長小杉も所詮は平均的成人男性の遥か下をいく人間、自分のその雰囲気だけ含蓄がありそうな薄っぺらい言葉に自分の心は従わないもので。
クヨクヨと考えますよ、どうにもならない事を。ええ。
そんな時、店長小杉がその心を変えるべく取るささやかな行動、気分転換はと申せば
「散髪」
これでございます。
一思想家としてこの言葉も残しておきましょう。
「髪型を大きく変えればそれだけ気分も大きく変わる、両者は必ず比例関係にある」
もう薄味も薄味な言葉でございますが、しかし概して薄味は健康に良いものでして。
そんなインパクトの強い、味の濃い言葉を与えて相手が健康を害してはならない、これもまた思想家としての主義の一つなのでございます。
で、週末に行ったのでございますよ、散髪に。
そして美容師の方に断固たる口調で云いましたよ。
「もうビシッと思いっきり短くして下さい。前髪なんて無い位で結構です。」
・・・と。
そしてその言葉通り思いっきり短くなった仕上がりを鏡で見た時の店長小杉の気分ですよ。
その時思ったままの言葉、これを率直にそのまま書けばですね。
「自分が思ってた三倍ハゲとるやないかい」
同時に三倍、という単語に比例して頭に浮かぶ「シャア専用」という単語。
あれはシャア専用ザクが普通のザクの三倍速く動ける、という御話であって「シャア専用ハゲ」なんてものはこの世には無いのですよ。
でまあですよ、この二、三日はこれが果たして「どうにもならない事」なのか「どうにかなる事」なのか、これについてクヨクヨと考え続けている次第で。
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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー
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さてさて。
読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。
重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。
>店長小杉の人生相談
>―念願の紅白初出場が決定したと聞いたが
>
>サプライズで僕の最新ヒット曲「店長小杉の六甲おろし」を
>アカペラで歌う予定だったがNHKのスタッフが悪乗りしてね
>ふんどし一丁の男たち100人が演奏する津軽三味線をバックに
>ハイレグ水着にサンタの帽子をかぶってブーツを履いた
>NBAのチアリーダーたちの担ぐ女神輿の上で
>阪神タイガースのユニフォームを着た店長小杉が
>メガホンを持って熱唱すると言う演出に落ち着いた。
>
>―あまり話題になっていないが
>
>実はNHKの受信料を払っていないことが発覚して
>出演がキャンセルになった。
>
>―実に下らない理由だ
>
>他にも裸一貫で成り上がった店長小杉の生き様を見て欲しくて
>どうしてもフルチンで歌いたいと言う僕の意向が
>NHKと対立したのも大きな原因だね。
>
>―女神輿の上でフルチンはやり過ぎではないのか
>
>でもちゃんと上半身は阪神タイガースのユニフォームを着ているし
>問題はないと思うのだがね。
>どうも東京もんは規則規則で融通が利かないね、がっかりしたよ。
>
>ーリハーサルはやったのか
>
>リハーサルでフルチンになったのが問題になった。
>NBAのチアには「オー、グレイト!」「アメイジング!」などと
>評判だっただけに皆さんにお見せ出来ないのが心残りだね。
>(聞き手 光源氏Ⅱ世)
この虚偽に満ち満ちた普通ではないふつおたに一つ真実があるとすれば、確かにNHKの受信料はこの二十年以上払っていない店長小杉です。
そもそもテレビを持っておりませんもので。
テレビを持たない主義は母上から「テレビを見ていると頭が悪くなる」と幼少時からそれはもう厳しく厳しく教えられた影響もございましょうが、結果その然程良くも無い頭に脳腫瘍まで出来る、という結末でございますからして読者の紳士淑女の皆様おかれましては積極的にテレビを視聴される事を心と身体の健康のために強く御勧めしたい次第なのですが。
ただしかし、このような経緯で受信料を御支払いしていない訳ですからして、紅白出場に関してはもう全く以て何も問題が無い訳ですよ。
従いまして、現在も店長小杉とその趣味のバンドは不意の紅白出場でも問題無く柔軟に対応できるように、一切のライブスケジュールを入れずスタンバイ状態を続けているのです。
NHKサイドからは今もってまだ何も御連絡は頂いておりませんが。
別にふんどし姿の津軽三味線100人も、ハイレグ水着の美女達も、バックダンサーとしての初代C.C.ガールズ全員も、小澤征爾氏による指揮も、スティーブン・スピルバーグ制作総指揮の背景映像も、アフリカの小国家の国家予算に匹敵する高額のギャランティーも、あれば勿論嬉しいですが無くてももう全然結構でございます。
当日ギリギリまで出演のオファー、御待ちしておりますとも。
ちなみに最後にひとつ、NBAのチアガールの発した言葉は正確には
「Oh my God! I’ve never seen such a huge thing before!」
であった事、御詫びして訂正をさせて頂きます。
この言葉を発したチアガールには後程急遽
「第二次世界大戦に於ける大艦巨砲主義の幻想とその過ちについて」
と題した説教を小一時間ばかり行わせて頂いたのですが。
今回もまたいつも通りの混沌とした、内容らしい内容も全く無い駄文はこの辺りで御開きとさせて頂きたい次第で。
この巻末で紹介される「ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛の
メールは件名を「ふつおた」で、order@seoul4life.com まで。
それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。
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