「神と話す男」 2020年11月5日配信号

【 つれづれ。。。 】

基本的には世の大半の社会人と同じく「打ち合わせ」「会議」の類が非常に苦手なソウルライフレコード店長の小杉です。

ただこれを公言するのは社会人として如何なものか、という常識は薄っすらとですが一応持ってはおりますよ、ええ。

しかしまあ苦手には間違いございませんで。

何とかこれをイイ感じに切り上げる方法は無いものか、とあれこれ思案していたところですね、使えそうなものがございまして。

「偽電話アプリ」

これでございます。

好きなタイミングで偽の電話がかかってくる、そういうアプリでございまして。

実際の電話と同じく相手先の名前も電話番号も顔写真も表示されますし、その相手先は好きなように設定できるという優れものでございます。

打ち合わせなり会議なりの途中でこの偽電話を使えばうまくイイ感じに中座できそうではありませんか。

で、実際に偽電話がかかってくるように設定いたしましたよ。

「菅義偉さん」から。

番号は実際には繋がらない適当なもので。

ただ試しに使ってみるとですね、これには大きな問題があったのですよ。

まずそのかかってきた「菅義偉さん」からの電話をその場で取る取らない、そういう判断がございますよね。

しかし取らなければ打ち合わせなり会議なりはそのまま続く訳ですからして、当初の目的からすれば「取る」しか選択肢は無い訳です。

そして取った以上はですよ、取ってすぐ何がしか少しは話さなければその偽電話に真実味というものが生まれません。

何がしか話さないと。

「菅義偉さん」と。

「もしもし、ああ例のナンタラ会議の任命がナントカって件ですね?」

・・・無理でございますよ。

短い会話ですら全く思いつきません。

相手先の人選にそもそも問題があったのかも知れないと思い、今度は最近店長小杉の脳内チャート1位を数週間独走し続けている

「山本萩子さん」

に設定して試してみたのでございます。

「もしもし、えーっとそうですか、近いうちに御食事なんて如何です?」

何だか会話が続きそうな気がいたしますよ。

無駄に続きそうな気がいたしますよ。

よし「山本萩子さん」でいこう、これならばこの偽電話を取ってもそこそこ会話しているフリができる筈、これでいこうと思ったのですが。

ここでまた問題点がございまして。

「そもそも会話の内容が打ち合わせなり会議なりを中座できる内容にならない」

訳でございます。

女性と御食事だのデートだのの約束の会話では無理なのです。

もっと云えば、何でまたその電話を今取って、何でまたその会話を今するのか、周囲はきっと混乱する事でございましょう。

相手先なんて誰でも良いではないか、と思われるかも知れませんですがその後の会話、即ち御芝居、役作り、の事を考えればこの設定は重要でございますよ。

映画でも裏の設定は大事だとか云いませんか。

で、まあ色々と試した結果ですね、これならば何となく臨機応変かつちょっとシリアスめな会話が可能ではなかろうか、という今現在の相手先の表示名は

「神」

でございまして。

これが意外に話せてしまうのですよ、ええ。

それも結構な長話になってしまいますね。

何を話しているかは内緒の方向で、という事で以ていよいよ文章が危ない方向に向かい始めたこの辺りで今回は御開きとさせて頂きたい所存で。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー
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さてさて。
読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>店長小杉の人生相談
>―今回は外に出て歩きながら人生相談と言う趣向だが
>店長小杉が室内でフルチンなのは分かっていたが
>外出する時もフルチンだとは知らなかった

>初めて知った人はみんな君のように驚いているよ。

>―今交番の前を通ったが警官も微動だにしなかった
>と言うか路上にいるすべての人々が
>店長小杉のフルチン姿を見て固まってしまったかのようだ

>正確には店長小杉がどうしようもなく店長小杉であると言う
>その圧倒的な事実を目の当たりにしてなすすべもなく
>唖然としていると言うべきだろうね。
>(路上で固まっている女性の手をひっぱって引きずりながら)
>今夜のおかずはこれにしよう。

>―わたくしもご相伴させていただきます
>(聞き手 光源氏Ⅱ世)

まあ酷いといえば余りにも酷い今回の普通ではないふつおたの内容は極力直接は受けないようにしてですね、しかし基本的には屋外は勿論室内でも所謂「裸族」ではない店長小杉です。

どちらかと申せば全裸には抵抗があるタイプでございまして、その昔若かりし頃ヌーディストビーチに行っても「最後の一枚」は決して脱がなかった男でございます。

そういう場では脱がないと逆に浮いてしまうのではなかろうか、という恐れもあったのでございますが、幸いそのビーチは

「脱いでも脱がなくても別にどっちでもいいよ」

という非常に大らかなスタイルでございまして。

しかしまた何故にそのような場所へ行ったのか、と云えばこれはもう「興味本位」を「人生経験」というオブラートで包んだような理由でもってですね。

まあ、若かったものでございますから。

若ければまあ大抵の事は「人生経験」で済む御話ではございませんか。

済みませんか、そうですか。

まあそんなこんなで改めまして今回はここでもって御開き、という次第で。

この巻末で紹介される「ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛の
メールは件名を「ふつおた」で、order@seoul4life.com まで。

それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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