【 つれづれ。。。 】
「気がついた時には、火のついたベッドに寝ていた」という本があったような気がするソウルライフレコード店長の小杉です。
今調べてみますと、気がするだけではなく確かにございましたが。
で、まあ何でまたこの本のタイトルが店長小杉の灰色の脳細胞と一部脳細胞ではないものの中に浮かんできたのか、と申せばですよ。
「気がついた時には、部屋が安酒の空き缶で埋まっていた」
ような次第でございまして。
どう工夫して歩いても足が空き缶に触れる事無く寝床まで辿り着けない、そんな状態に気付いたのが実に昨日だったのでございます。
「もっと手前で気付きなさいよ」
そういう向きもございましょうが、人間不思議なもので「気付き」が無ければ天に星々あるが如く、森に木々あるが如く、床に大量の空き缶があったとてそこに何の疑問も違和感も無いまま日々を過ごしていく訳ですよ。
で、気付いた時にようやく初めてこう思う訳です。
「これはおかしいぞ」
・・・と。
おかしいですとも。ええ。
これは40半ば独身彼女無し、不意の来客、特に女性の来客なぞ絶対に無い、という断固たる確信の下に生活を送ってきた結果なのでございましょう。
逆にこの安酒の空き缶の海が女性の来客なぞ絶対に無い、あるものか、という確信を店長小杉に持たせていたのかも知れません。
いずれにせよですね、おかしな状態である事には違いございません。
そしておかしな状態の男性には女性は寄り付かない、これは店長小杉如きでも冷静に考えればすぐ分かる事でございます。
捨てなければ。
いつ女性が部屋に来てもいいように。
”いつ女性が部屋に来てもいいように”過ごしている男性のもとには何だかそれだけで女性が来そうな気もしてまいりますとも。
で、善は急げとゴミ袋を買いまして、まさにこのまま近いうちに床を総て埋め尽くさんとする勢いの空き缶の海を片づける事しばし。
結果、一番大きな袋で8袋になりましたか。
そしてこれを捨てる時に、ふとまた違う事を思ったのでございます。
「いかな安酒とはいえこれだけの量、それなりの金額であったであろう。その御金を例えば衣服に、例えば美容室に、はたまた何がしかの自分磨きに使っていれば果たして今同じ状態であったであろうか」
勿論否、でございますとも。
程度はさておき、もっと小ぎれいで、もっと爽やかで、もっと理知的な人間になっていたであろう事は間違いございません。
日々の小さな御金であっても、それを積み重ねてより良い自分の未来の為に使わなければならない、そういう真理に気づいたという事をですね、今まさに同じ安酒をチビチビと飲みながら書いている次第でございまして。
人はそうそう変われない、これもまた真理、という陳腐な言い訳をしてですね、今回は御酒の勢いで妙な事を書き始めないうちに御開きとさせて頂きたい次第で。
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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。
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