「女性受けしてなおかつ奇抜な髪型とは」 2020年9月1日配信号

【 つれづれ。。。 】

次なる総理大臣候補が岸田、石破、菅、小杉と絞られた中、総裁選に向けて多忙とは対極の生活を送っているソウルライフレコード店長の小杉です。

こういう御寒いひとくだりはおそらく今日本中のあちらこちらで様々な形でなされている事でしょうから、一切恥じる事無くそのまま書き続ける事としてですね。

で、まあその総裁選に向けてですね、全くの無関係ながらこれはひとつ身なりを整えねばとこの週末に散髪に行きまして。

その時に美容師さんも云っておられましたよ。

「政治家の方なんてのは二週間に一回くらいカットされるそうですしね」

たまに目にする国会中継では到底そんな風には見えないのでございますが。

女性の美容師の方でございますので、髪型はいつも通りとりあえず自由気まま好きなように御任せ、ただひとつ

「女性受けするようにお願いします」

という非常に厳しい注文の下、カットを始めて頂きまして。

しかしこの数年毎回この注文なのでございますよ。

そして未だ四十半ば独身彼女無し。

前髪を切られつついつか、いつの日か、嬉しい便りを片手に

「ありがとうございます!美容師さんの御蔭です!」

と、この美容室のドアを叩きたいものだと考えておりますとですよ。

前髪を切る美容師さんの手がピタリと止まりまして。

前髪の右半分は長さ1、2センチ程度までザックリ短く切られ、左半分はまだほぼ切られていない長い状態で、しばし考え込む美容師さん。

「これ、これでいきましょう!」

・・・?

「小杉さんって多分ちょっと奇抜な位がいいような気がしてきました」

・・・どういう事でしょうか?

そんなこんなでその理由は説明される事なく左半分が長いまま散髪は終了いたしまして、最初の注文が間違っていないのであれば現在

「女性受けする奇抜な髪型」

となっている筈の店長小杉なのでございます。

どうにも「女性受け」「奇抜」という単語が心の中で結び付かないまま、今の所はまだ女性受けもせず、奇抜さを指摘される事も無く、髪型はどうであれただただ変わらぬ「不人気さ」を実感し続けている今日この頃、なのでございます。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー
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さてさて。
読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>店長小杉の人生相談
>―となりにいらっしゃる女性は?

>紹介しよう。彼女はミス・テイラー・スウィフト。
>僕の人生相談を見学したいと言ってね。
>こちらは光源氏Ⅱ世君。
>僕の人生相談の司会をつとめてくれている。

>テイラー:はじめまして、私のことはテイラーと呼んで。

>―お会いできて光栄です。新作ではザ・ナショナルの
>アーロン・デスナーがプロデュースを手掛けていますね。

>僕の方から説明するとだね、元々ザ・ナショナルは神戸で
>「ザ・いんきんたむし」として活動していてね、僕は兄貴分
>として色々面倒を見て来たんだが、何しろ彼らは人気が
>なくてね。僕は彼らに「ザ・ナショナル」への改名と
>アメリカでの活動をアドバイスした。結果的にそれが吉と出たね。

>テイラー:アーロンとはお互いに店長小杉と知り合いだと言うことで意気投合したわ。

>―ずばりお聞きしますが、店長小杉とのご関係は?

>テイラー:私は彼からのプロポーズをいつだって待っているの。
>なのに彼ったら自分の収入の少ないことや病気のことを持ち出しては
>私と距離を置こうとするのよ。

>テイラー、やめたまえ。

>テイラー:いいえ、言わせて頂戴。私はこう見えても一途な女よ。
>好きな人にはどこまでもついて行く覚悟は出来ているわ。
>収入や身分の違いなんて関係ないの、そうでしょ?

>そうは言うがね……。

>テイラー:おー店長小杉、マイ・ダーリン、あなたは何故
>いつもそうなの?あなたはそうやって私のプライドを
>踏みにじっていることをどうしてもわかろうとはしないのね。

>おーテイラー、マイ・ハニー。
>僕たちは最近コミュニケーションが足りなすぎるんだ。
>どうやら二人きりになる必要があるようだね。

>テイラー:このあいだ店長小杉が連れて行ってくれた
>イタリア料理のお店がいいわ。

>そう言う訳でテイラーと僕はちょっと出かけて来るので
>人生相談の続きは次回まで待ってくれたまえ。
>(聞き手 光源氏Ⅱ世)

世の中の大半の人と「身分と収入」が違うような被害妄想、或いは実感、これを日々感じている店長小杉です。

零細CDショップ店長、という職はそういう身分と収入な訳でして。

ただまあそれがTay、もといテイラー・スウィフトさん位にまで違えばおそらくその実感もありますまい、借金も億を超えれば実感が無くなるとかいうそういう種類の御話でございますね。

ついいつもの呼び方の癖が出て申し訳ありません。やはり衆目の中に於いてはどんな関係であれテイラー・スウィフトさん、ですよね。

話を戻せば身分と収入が違うが故の住む世界の違い、これもまた御互いに興味深いものでございましょう。

店長小杉がTayを、もといテイラー・スウィフトさんをイタリア料理の人気店としてサイゼリヤさんに連れて行ったとて、おそらくTayには、もといテイラー・スウィフトさんには新鮮な体験でございましょう。

逆にTayが、もといテイラー・スウィフトさんがワイン1本で店長小杉の数年分の年収が吹き飛ぶようなアメリカの名店に連れて行っても同様でございます。

男女は色々違うからこそ互いに惹かれ合うのだ、という論理であればですよ、これほどまでに恐ろしく色々違う二人は恐ろしく惹かれ合わないと、それはもう理屈というものが通りませんとも。

後はもうこの二人が出会いさえすれば、恋愛、結婚、離婚、泥沼の訴訟合戦というアメリカンドリーム的な人生の流れが待っている訳でございます。

ええ、至極当然ながら御会いした事は無いのですが。
Tay、もといテイラー・スウィフトさんとは。

まあこれ以上書き続けていよいよ正気を疑われるのも何でございますので、今回はこの辺りで御開きとさせて頂きたい次第で。

この巻末で紹介される「ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛の
メールは件名を「ふつおた」で、order@seoul4life.com まで。

それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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