【 つれづれ。。。 】
早い方はもうお盆休み中、でございますよね。もう約20年ばかりお盆休みというものを体験していないソウルライフレコード店長の小杉です。
これは職場等でよくある「休んでない自慢」、周囲からすれば迷惑の二文字でしかないアレでも何でもなくてですね、シンプルに毎年
「そんなに長いお休みを頂いてもやる事が何も無い」
という真に悲しい理由で以てこのような状況に陥っている訳でして。
特に今年は仮に「お盆は店長小杉は強制的にお休み」という国家レベルの命令があったとしても、世界がこのような状況でございますからして持病がある事も考えればただただ家で黙然としているほか無い訳でございますよ。
で、あれば出勤しかない、というのが店長小杉の選択肢なのでございまして。
ただ休日出勤という事でひとつ自分に何か御褒美を、とも思う向きもあって
「職場近くのお洒落な喫茶店のオープンテラスで紅茶を頂いて良い」
というルールを設けまして。
人生に於いてこういう小さな「御褒美ルール」は実はとても大事なのだと誰かに聞いたような聞かないような、そんな記憶もございますよ、ええ。
で、まあ休日出勤の日は必ずその喫茶店に行って紅茶を頂く訳です。
喫茶店のスタッフの方もいつしか顔を覚えてくれるようになりました。
そしておそらく学生アルバイトの女の子でしょう、その女の子も毎回とても素敵な笑顔で迎えてくれるようになりまして。
そうなるとですよ。
浅薄で軽薄で向こう側が透けて見えると評判の店長小杉の頭はこういう事を考え始めるのでございます。
「おや、他の御客様にはここまでの笑顔はしてなさそうではないか」
「もしやこれは好意を持ってくれているのではあるまいか」
「ひょっとして可能性があるのではなかろうか」
浅はか極まりない勘違い、というやつでございますね。
もういい年齢でございます、勿論それが分からない程には愚かではございませんとも。
しかし気づけば、若干、若干ですがその御褒美ルールを「平日」にも適用し始めていまして。
まあ、やはりどれだけ齢を重ねれど芯は愚かなまま、のでございますよ。
そして通い続けるうちに他の何人かのスタッフの女の子達の表情も観察するようになりまして、最終的に出た結論がですね。
「表情も含めて非常に教育の行き届いた接客を行うお店である」
という事で。
スタッフの女の子達全員が同じ勘違いをする程に素敵な笑顔を店長小杉に向けてくれる訳ですからして。
現実とは厳しいものでございますよ。
しかしここで己を救う一縷の望みとしてある非常に極端な考え方、
「全員が店長小杉に好意を持っているのではなかろうか」
これに賭けるべきや否や、読者の皆様方はどう思われるでしょうか?
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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー
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さてさて。
読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。
重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。今回もまた
「ごくごく普通ではないお便り」なのでございますが。
>店長小杉の人生相談
>ー 17歳、男性
> 歌い手になってネットで知名度を上げてから
> メジャーに進出して国民的存在になりたいのですが
> 何から始めたらいいでしょうか
>厳しいことを言うようだが歌い手と言う概念自体が
>日本国内で完結してしまっているのではないだろうか。
>インターナショナルを念頭に置いていない表現者には
>悪いけど僕は共感できないね。
>―店長小杉と言えば全米シングルチャートの1位から20位
>を独占したのも記憶に新しい
>日本では全く話題にならなかったけどね。
>―「店長小杉の青い影」「店長小杉のホワイト・ルーム」「店長小杉の紫のけむり」
>「店長小杉の花のサンフランシスコ」「店長小杉のホワイト・ラビット」
>「店長小杉のワイルドでいこう!」「店長小杉のブラック・マジック・ウーマン」
>「店長小杉のエピタフ」「店長小杉の原子心母」「店長小杉のハイウェイ・スター」
>「店長小杉の天国への階段」「店長小杉のボヘミアン・ラプソディ」
>「店長小杉のパープル・レイン」など全部カヴァー曲だ
>知らない外人におごるからカラオケに行かないかと
>声をかけられてね。
>僕が十八番の数々を熱唱している様子を彼は撮影していて
>僕に無断でYouTubeにアップしたと言う訳だ。
>その彼が実は世界有数のユーチューバーで
>彼が投稿した僕のカラオケ動画の数々は
>日本以外の全世界で軒並み20億前後の再生回数を記録して
>店長小杉の全米チャート入りの原動力となった訳さ。
>―何で日本では無視されてしまうのだろう
>著作者に無断でカヴァー動画をアップした上に
>バックの音がカラオケ・ボックスのカラオケであると言う点が
>JASRACの怒りを買ったらしくて
>日本だけに限っては店長小杉動画が見れないようだね。
>まぁ彼らのことはどうでもいいじゃないか。
>これからニューヨーク・タイムズの取材があるので
>今日はこれくらいにしよう。
>(聞き手 光源氏Ⅱ世)
デイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズのパートを一人でこなす「店長小杉のBURN」が抜けているではないか、と思っている店長小杉です。
まあ全米チャート独占に関しては触れてくれるな、という気持ちはあったのではございますが致し方ありますまい。
実際にはテイラー・スウィフトからの
「これは操作された数字はないか、自分が20位以内に入っていないのはおかしい」
という申し立てによって審議入りしたのでございますが。
申し立てがあった夜、テイラーとは一緒に高級フレンチの店で食事をしまして。
「今チャートでも操作云々の真偽が問題となっていて、君も色々云われているが実際に”操作”したらこういう事になるんだよ、という事で僕は自分を犠牲にして君の身の潔白を証明したんだ」
彼女の眼には涙が浮かんでおりましたよ。
「今度日本に来たらサイゼリヤっていう旨いイタリアンを食わせてくれる店があるからそこで食事しよう。気取ったどうにもフレンチはどうにも性に合わなくてね」
その夜の事はもうこれ以上書きますまい、あくまでもプライベートな御話になってしまいますからして。
書いたら書いたで五兆円くらいの裁判を起こされてしまいそうな上に結局面白くも何ともならなかった100%の嘘で五兆円を背負い込むのは店長小杉も嫌でございます。
そんなこんなでいつもにも増して実家のカルピスより薄口極まりない巻末の駄文、今回はこの辺りで御開きという事で。
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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。
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