「Tシャツが決める印象とは」 2020年6月16日配信号

【 つれづれ。。。 】

基本的に「メッセージ性の強いTシャツは着ない」、と決め込んでいるソウルライフレコード店長の小杉です。

Tシャツの季節となりまして、色々とメッセージ的な事が書いてあるTシャツをちょくちょく見かけるようになりましたよ。

あのメッセージ的なものがですね、自分が着るとなるとどうにも気恥ずかしいものがございまして。

何となくそのメッセージによって自分の印象が変わってしまいそうな気がする、そんな自意識過剰にも程があるという自意識があるのです。

しかし他人が着ているTシャツの文字を読むのは大好きなのですね。

まあ色んな事が書いてございますよ。

最近のヒットは小学生くらいの女の子が着ていた、胸の所に実物に近いお味噌汁のイラストと共に大きく

「お味噌汁」

と書いてあるTシャツでございまして。

で、まあ先日ですか、御仕事で郵便局に行ったのですね。

入口から何人か並んでおられたもので、店長小杉も列に並びつつ、やはりボンヤリとTシャツの文字を読むのです。

三人ほど前の中肉中背の中年の男性の背中に大きく書いてございました。

「容疑者」

と。

御金を扱う場所に於いてこれはちょっと雰囲気的に宜しくはない気が致します。

所詮はTシャツに書いてある事でございますからして、あくまでも雰囲気的に、でございますよ。

しかしその「容疑者」という文字を見ていると、何だかその男性の風体も挙動も「容疑者」らしく見えてくるから不思議なもので。

心なしかですが、不審な態度でやたらと周囲を見回しているような。

心なしかですが、順番を抜かしたりしているような。

心なしかですが、カウンターの中に侵入しようとしているような。

何せ「容疑者」ですから。

で、まあですね。

それが全部「心なしか」ではない、という事に気づいたのは数十秒後でしょうか。

「容疑者」Tシャツの人物は明らかに、明らかな、不審人物なのでございます。

さてどうしたものか。

しかしながら周囲の人々は左程にはこの人物の事を気にしていません。

頭に浮かぶのは「警察」の二文字。

警察を呼ばなければならない、とふと後ろを振り返るとですね。

もう居るのですよ、店長小杉のすぐ後ろに警察官の方が御二人。

「容疑者」に接近する警察官二人。

そして「容疑者」とにこやかに談笑する警察官二人。

・・・。

何かの演習、でございました。

もし強盗が来た場合、みたいな事でしょうか。

しかしTシャツの「容疑者」の文字で「容疑者」っぽく見えるものであれば、

「女性にモテる男」という文字を書いたTシャツを着ればあるいは「女性にモテる男」っぽく見えるのではなかろうか

そんな事を考えながらですね、そういうTシャツデザインをしてくれるサイトを探している今日この頃なのでございます。

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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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