【 つれづれ。。。 】
昔々云われていた女性にモテる「三高」のうち、「高学歴」だけはギリギリクリアしているかも知れないと思うソウルライフレコード店長の小杉です。
そんなに高い訳ではございませんが、高いか低いかの二択であれば多分、多分ではございますが高いほうに入るのでございましょう。
あくまでも多分、ですが。
しかしまあ社会に出てしまえば学歴なんてものはほぼほぼ関係ございませんし、それがちょっと高いだの低いだのが果たして実際に女性からの評価に繋がっていた時代が本当にあったのか、何となく疑わしい気持ちもございますよ。
それはもう東大卒、程であれば箔がつくのも理解できなくもないのですが。
で、まあそんなどちらかといえばたぶん高学歴、そして間違いなく低収入、の店長小杉でございますが、先日スタッフとこういう会話がございまして。
「店長、”つるかめ算”って分かります?」
「名前だけは聞いたような記憶がございますな。鶴と亀がゴニョゴニョして何か答えらしきものが出るとか出ないとかいうアレですな」
ええ、綺麗サッパリ思い出せないのですよ。
「つるかめ算」が一体どんなものだったのか。
確か小学校で習うようなものではございませんでしたか。
スタッフも今ひとつハッキリとは覚えていないらしいのですが、店長小杉よりはまだ記憶に残っている要素があるらしく、それを元に説明を受けてみるとおおよそこのような感じのもののようで。
—
「えー、本日から当園の園長に就任した小杉です。前職のCDショップ店長の経験を生かし、王子動物園、天王寺動物園を抜いてこの園こそ関西一、といわれる動物園にしたいと思っております」
「早速ですが園長、御相談がございまして、当園名物の鶴と亀を同じ檻で飼育している”長寿の檻”についてなのですが」
「何ですかその恐ろしくおめでたい檻は」
「今、その檻の鶴と亀がそれぞれ何匹ずつ居るものやら個体数が全く分からなくなっておりまして、正確に分かっているのは鶴と亀の足の合計本数だけなのです」
「檻の飼育担当者に聞けばよいではないですか」
「それが飼育担当者は”俺は足の本数しか分からん、どれが何匹なんて覚えてない”と云って聞かないのです」
「一体どういう事ですか」
「飼育担当者曰く、”新しい園長なら分かると思うが、例えば目の前にホットパンツとミニスカートの女子が数人居たとして、そらもう足を見るわな、足を数えるわな、ただ後でホットパンツが何人、ミニスカートが何人、なんて覚えてる訳がない、それと同じよ”という事らしく」
「成程、確かにそれならば足の本数以外覚えていないのも理解できなくはない」
「ちなみに足の数は合計10本だそうです」
「私はミニスカート3人、ホットパンツ2人の合計5人と睨んでいるが君はどうかね」
「個人的には断然5人全員ミニスカートがいいと思っておりますが」
「ならば全員片足立ちさせてそれを倍の10人に増やすという手はどうだろう」
「さすが園長、これで当園も安泰ですな」
—
とまあですね、基本このような趣旨で展開されるのが「つるかめ算」らしく。
間違っているかも知れませんが。
で、スタッフとあれこれと話し合った結果
「まずその鶴と亀の飼育担当者をクビにして、ちゃんと鶴と亀の数を数えなさい」
というのが足の合計が何本であれ最終的な答、になるようでございます。
結局会話が終わっても「つるかめ算の正しい姿」を思い出す事はございませんで、今後はおそらくどちらかと云えば低学歴、少なくとも小学校は卒業しております、程度の事にしようと思う今日この頃なのでございます。
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