「タバコをカートンで買う時の疑問」 2019年12月17日配信号

【 つれづれ。。。 】

基本的に「いつ禁煙してもいいように」という事でもってタバコをカートンで買った事がないソウルライフレコード店長の小杉です。

そもそもカートンで買う財力が無いのではないか、愛煙家の癖にみっともない、それ以前に四十半ばにして情けない、そういう御話は虚空に消え行く紫煙の如く爽やかに横に置いておいてですよ。

そんな店長小杉がですね、先日知人に頼まれて店長小杉宅の近場のタバコ屋さんにしかないというタバコをカートンで買う機会がございまして。

で、まあ普段御世話になっている知人なもので、ホイホイと買いに行きまして、いざ買うとなった段でですね。

ドス黒い疑問が脳細胞、脳腫瘍という持病のせいで一部脳細胞でないもの、その間に激しく駆け巡ったのです。

「○○をワンカートン下さい」

こう注文しようとしていたのですよ。

もうほんの一瞬前まで。

そしてこの一瞬脳内を駆け巡ったドス黒い疑問がですよ。

”ワン”カートン?」

”イチ”カートンではないのか?」

御前はいつから英語が話せる事を気取りに気取った帰国女子を
気取っているのか、そもそも英語なんて話せない自分が
そんな事を気取って云って良いものや否や。

普通単位が外国語であっても「”イチ”ダース」或いは
「”ヒト”ケース」というように日本語の数字でもって云う筈ではないか。

恥ずかしくないのか、ええ?

おそらくですが脳細胞でない物のほうが強固に主張してくるのです。

でも、でもですよ。

「○○をワンカートン下さい」

が感覚的にこの日本社会に於いて自然な気はいたしますよ。
おそらくこれは絶対間違いございませんとも。

仮にも四十と数年専ら日本で日本語を話して生きてきている感覚がございます。

そしてその感覚を基にしたならばですよ。

「○○をツーカートン下さい」

これでもなお自然な気がします。

しかしですね。

「○○をスリーカートン下さい」

これは・・・果たしてこれは自然ですか?

ルー大柴さんになっておりませんですか?

「トゥギャザーしようぜ!」になっておりませんですか?

さらに考えてみれば日常生活に於いて

「ワン牛丼の並下さい」

とも

「ワン豚の生姜焼き定食御飯少なめで下さい」

とも云わないではないですか。

そもそもそれは”ワン”が要らないシチュエーションだろう
という御話は完全に無視してですよ。

この間約2秒。

いえ決して3秒はございませんでしたとも。

そして意を決して腹の底から店長小杉が発した言葉は

「○○をイチカートン下さい」

これでございました。

まあ我ながら凄味の利いた良い声だったと思うのですが。

そして店員さんは爽やかに応えてくれましたよ。

「○○をワンカートンですね、有難うございます!」

何だか途轍もない、途方も無い恥をかいた気になりつつも、
ドス黒い疑問は依然消えないままの店長小杉。

果たしてこの疑問の根源は何処にと思いつつ
総てを忘れて次のコーナーに参りたい次第で。

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さてさて。

読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

ええ、今週もふつおたゼロ、なのでございます。

先日毎週のように御便りを頂いておりました重鎮からの
諸事情による最前線引退の私信を頂きまして、
おそらくこのコーナーも数日中に他の読者の方からふつおたを頂かない限り
改変、あるいは消滅を迎える事でございましょう。

しかしこれもまたあるいは自然の摂理。

時が流れれば何かが滅び、何かが生まれるものです。

世界は常にうつろい、変化してゆくものなのです。

とは申せどですよ、正直それはもう何であれ御便りがある事に
越した事はございませんで、御便りをのんびりと待ちつつ、
変化云々についてはそれはそれで考えつつですよ、
今回もヌルリとこの辺りで御開きをさせて頂きたい所存で。

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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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