【 つれづれ。。。 】
改めまして40半ば独身彼女無し男性である事を今一度申し上げておきたいソウルライフレコード店長小杉です。
で、先日ですか、その40半ば独身彼女無し男性が休み時間に100均で2缶100円のトマトジュースを買いに行こうとフラフラと歩いているとですね、丁度100均の前でしたか、こんな声が耳に飛び込んできたのですよ。
「ジジイじゃね?」
声がした方向を見れば女子高生が二人。
こちらを見ています。
店長小杉が反応したのに気づいて慌てて違う方向を見る女子高生達。
周囲には他に人は居ません。
まあそこでですよ、店長小杉の灰色の脳細胞と一部脳細胞ではないものが、その一言についての推察をフル回転で始めまして。
「ジジイじゃね?」
パッと聞き失礼な言葉とは云えましょう。
しかしですよ、如何に世の中が乱れ、人心の荒廃が叫ばれていようともですよ、この言葉が一言目である可能性は低いように思うのです。
確かに彼女達からすれば
充分ジジイ
という年齢かも知れませんがしかし、しかしですよ、ではそのジジイ、しかもですよ、
赤の他人のジジイ
を見てまず一言目に
「ジジイじゃね?」
とは云わない気がしませんか。
何でしたらばイメージ的に良く云われるところの
常識の無い女子高生
よりも
常識の無い御年寄り
の方がよく見受けられる昨今、一言目にこれをもってくる女子高生はおそらく稀有だと思われるのです。
即ちですよ、そのトーンも含めてまず間違いなくその前段に何がしかもう一人の女子高生の発言があり、それを受けてのもう一人の
「ジジイじゃね?」
で発言である可能性が極めて高いものと思われるのです。
ではその前段の発言とは一体何なのかを推察すればですよ、状況等々鑑みておそらく前段に肯定的な発言があり、それを否定せんがためのジジイ発言であった事はまず間違いなく、そうなりますともう答えは一つ、たった一つしかありません。
女子高生A「あの人、カッコよくない?」
女子高生B「ジジイじゃね?」
これしかありません。
ええ、これしかありませんとも。
他に何が、一体何があると云うのですか。
間違いなくこれしか無いのですよ。
若い女性と戦える戦力が自分にはまだある、その希望で胸を膨らませ、お買い物袋をトマトジュースで膨らませて会社に戻り、当店随一口の悪いスタッフにこれこれこういう事があったのだよ、と鼻高々に伝えたところですね。
もう一つ、前段の会話に別の可能性があるそうで。
当店随一口の悪いスタッフ曰くですよ
女子高生A「あれ、ババアかな、ジジイかな?」
女子高生B「ジジイじゃね?」
この可能性も間違いなくある、と。
「ほら、歳取ると性別がわかんなくなってくるって言うじゃないですか」
確かにポール・マッカートニーなんてのを見てますとジジイなんだかババアなんだか、そう云われてみれば微妙に分からない事も無いではない論法でございますよ。
果たしてどちらの推察が正しいものか、何とか身を以て証明したいと考えている今日この頃、ここからサラリと次のコーナーなのでございます。
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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー
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さてさて。
読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。
重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。
>店長小杉の俺にも言わせろ!(第286回)
>―最近やたらイケメン俳優を見かけないか?
>
>飽和状態だ、誰が誰だかわからないね。
>大体顔が良ければいいと思ったら大間違いだ。
>本当にモテる男とは必ずしもイケメンとは限らないよ。
>むしろ多様化が進む現代社会においては没個性的な顔として
>敬遠される傾向にあると言っても過言ではないね。
>
>―確かなデータとか何か根拠となるものはあるのか?
>
>僕の存在自体が生きた根拠だ。
>必ずしもイケメンとは言い難いこの店長小杉がモテていると言う事実
>それがすべてを物語っている。
>
>―イケメンではないがブ男でもない、そこがポイントでは?
>
>そこに一つだけ加えるとすると、常日頃から子供好きをアピールする
>これが大事だね、僕は毎日実践しているよ。
>(聞き手 クネ蛸記者)
>
>アイスクリーム
>
>九月になってもアイスクリーム
>恋人はアイスクリーム
>アイスクリームを肴にアイスクリームを食べる
>明日こそはもっとアイスクリームを食べてやる
最近、井村屋さんの「あずきバー」にハマっている店長小杉です。
奇しくも何となく似たようなテーマのお便り、最早お便りの形を成してはいないのでございますが、まあ今週の駄文と似通った風味のするお便りでございますね。
そしてまあ、店長小杉も全く以てモテてはいないものの確かに似通った思いを最近抱いているのですよ。
パリコレだかに出られるようなトップモデルの方が選ばれる際も、整い過ぎた顔は覚えて貰えない、という事で敬遠されるそうで。
即ちイケメンは所詮二流止まり。
そう、イケメンの時代は終わったのです。
店長小杉のような三流の顔面、これこそがこれからの一流の可能性を孕んでいるのではなかろうか、そう思うのです。
しかしその三流の顔面を生かすには一流の能力が必須であろう、という向きもございましょう。
ただですよ、皆が「上に上に」と上昇志向の切磋琢磨を競う今日、「どっちか上かすら判らない」という店長小杉の如き四流のボンクラは希少種でございます。
三流の顔面に四流の能力。
これはもう人として立派な五流ではありませんか。
之即ちですよ。
えー。
ここから一流にもっていかなければならない御話の流れなのではございますが、これが到底無理だという事に気づきまして。
所詮は五流でございますよ、ええ。
「二流で全然いいからイケメンになりたかった」
素直な気持ちを吐露して、爽やかな気持ちで今回は御開きという事で。
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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。
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