「AIに奪われる仕事」 2019年7月9日配信号

【 つれづれ。。。 】

この一週間の間にスズメの雛とカラスの雛を一羽ずつ助けたものの、
それを文章にしたところで全く以て面白くない事を知っている
ソウルライフレコード店長の小杉です。

よく分かりませんが「過激な正論」みたいなものが文章としては
一番読み手に対して受けるのであろうと思う昨今、このような

「弱者同士のささやかな思いやり」

なんてものは今日日誰の興味も引かないものですよ。

あくまでも店長小杉が書いたならば、でございますよ。

しかし「今日日」、というならば書かせてみようではないですか。

今日日の象徴、「AI」に。

「店長小杉はこの一週間でスズメの雛とカラスの雛を一羽ずつ助けた。」

これを書き出しとして何でもいいから書いてみろ、と命令してみたのですよ。

結果がこの文章でございまして。

店長小杉はこの一週間でスズメの雛とカラスの雛を一羽ずつ助けた。

テクニシャンに腹立たないスマイルのような展覧会。

エ服屋は、洗練された社長の娘達の聖地である。

国家公務員は納豆のことなら何でも知っている。

今では大部分のジム通いがWebブラウザを通じて行われる。

おじいちゃんは、常にウサギ的なバク転をする。

眼鏡店で言霊を取り寄せた。朝起きると食わず嫌い仲介業者になっていた。

浮世のカードも一歩と消えし。『水曜日を低くする』を目標に設定した。

・・・。

「AIが人間の仕事を奪う」とは云われておりますがですよ。

これに、これに奪われますか?

「ただ奇をてらうだけ」とはまさにこの事で。

皆様も御安心下さった事かと思います。

この程度の奴に大切な御仕事を奪われる程、
読者の皆様の人生は浅薄なものではございませんとも。

皆様の人生の重厚さの前にあっては、AIなぞ障子紙の薄さ以下、
実家で出されていたカルピスの薄さ以下、もっと申せば
大事な時に使う例のアレの薄さ以下、でございますとも。

所詮AIなぞ極めて特殊な趣味を持つ人間が作った物であって、
こんな物は恐るに足らず、でございますよ。

ただ店長小杉はふとこうも思ったのです。

「結局のところは何の意味も成していない」

という点ではですよ、この巻末の文章に関してのみ申せば
これは店長小杉が書いたものと実は等価値なのではなかろうか、と。

これ即ち、AIがこの巻末の文章を店長小杉から奪い取っていく、
この可能性は考えられなくもないのでございます。

いや、十分、十二分に考えられましょうとも。

何の意味も無いのでございますからして。

あるいは皆様の御仕事の一部もこれと同様に、とは思ったものの、
この巻末程に下らない御仕事をされている方なぞ世間には
ほぼほぼ皆無であって、何でございましたらば店長小杉本人も
これを別に奪われたところで、という気持ちであるという事を
ビシッとAIに宣言した上で次のコーナーに参りたい次第で。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー

このコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。
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さてさて。

読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>6日にYahoo! JAPANは「Yahoo!マネー」および「預金払い」
>に関する事業をPayPay株式会社が提供する決済サービスである
>PayPayへ統合する旨を発表した。
>これに伴いソウルライフレコードでも
>「Yahoo!マネー」および「預金払い」による決済サービスを
>終了させる方向だ。ソウルライフレコード利用者の50代男性は
>「最近クレジット・カードやスマホがないと買い物できない
>ケースが増えている。今回の統合がカードもスマホも持っていない
>自分のような弱者を切り捨てることにならなければよいのだが」と
>不安をあらわにしていた。店長小杉がこのような正念場でいったい
>どのような判断をくだすのか興味深いところだ。
>(クネ蛸記者)

>夏はまだ来ない

>今日は昨日よりも涼しいなと油断していると
>暑さが襲いかかって来る
>夏が涼しいわけはないのだけれど
>ついつい期待してしまう
>雨の季節の風物詩

クレジットカードを持っておらず、携帯はガラケーのままの
40代半ば独身彼女無し男性の店長小杉です。

この一文を書きつつ、「では自分には一体何があるのか?」という
絶望的な気持ちにはなったのでございますが。

しかし正直申し上げて預金払いができなくなる、これは利用者側は勿論の事
ショップ側としても実に不便なものでございますよ。

何か代替の方法は無いものか、そこを現在考えている最中ではあるのですが。

しかし携帯に関してはですよ、つい先日も

「小杉さん、何でスマホじゃないんですか?」

と聞かれたのでございますが、これに対して明確な回答ができませんで。

一昔前であれば「圧倒的な基本料金の差」でもって説明ができたのですが、
「格安SIM」の出現でもってその差はほぼ無し、或いは逆にスマホの方が
安い場合も出てきておりますよ。

スマホにしない理由が自分でも見つからないのでございます。

「ガラケーだけができる事」

これが無い事にはですよ、確かにガラケーを使い続ける意味も意義も
全く無いのでございまして。

1つだけあるにはあるのです。

「食べかけのポテチの袋をガラケーのパカパカで挟んで閉じておける」

これは店長小杉が帰宅後しばしば行う行為ではあるのですが、
しかし結局翌朝、携帯を持って外に出る時に何か代替のもの、
クリップであるだとかを探さなくてはなりません。

この為だけに圧倒的な利便性と料金を損してまでガラケーを使い続ける、
というのもなかなか苦しいものがございますね。

そして店長小杉、ガラケーと一緒にSIMの入っていないスマホを
音楽プレーヤー代わりに持ち歩いておりまして、スマホにすれば
これが1つにまとまる訳ですよ。

書いていて自分でも何故今ガラケーなのかがサッパリ分からなく
なってきたあたりで、本格的に乗り換えを検討すべく
今回はここで御開きとさせて頂きたい次第で。

「ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。

それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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