「ホテルのチェックアウトとは全然無関係な御話」 2019年4月23日配信号

【 つれづれ。。。 】

今回はですね、トイレから2時間出られなかった御話、
これを書こうとしているSeoulLife Records店長の小杉です。

それはもうトイレの中の御話でございますからして、
それが何であれたかが知れた内容でございますよ。

たかが知れた内容でぶっちゃけた御話文字数を稼ぐ、
そのためには詳細を書かねばなりません。

しかしそこはトイレの中の御話、詳細をそのまま文字で書くのは憚られる、
今日び御食事中にスマートフォン片手にこれを読まれている読者の方だって
一人位は居られるかも知れませんよ。居られると信じたいものです。

そこでここはひとつ何故だか判りませんが、トイレでのあれこれを

「ホテルでの御話」

に置き換えてみればこれは詳細まで書けるのではあるまいか、
という斬新かつ浅薄かつ突発的な試みでございます。

ここからはホテルマン小杉でございますよ、ええ。

丁度お昼過ぎでしたでしょうか、昨夜御宿泊された韓国の御客様が
チェックアウトされたいそうで、フロントまで出向いたのでございます。

韓国の御客様が泊まられるとホテルに活気が出て大変に有難い、
という良い面がある反面チェックアウトが大変に手荒である事は
皆様も御存知ではございましょう。

この手荒さも魅力の一つでして、敢えて手荒に、本来チェックアウトの
意思の無かった御客様も引き連れて盛大に出て行って頂きたい、
その目的でもって韓国の御客様に御宿泊をお願いするホテルがある位でございますよ。

翌日には、という点でタイやインド、メキシコの御客様も同様の魅力を御持ちですね。

で、チェックアウトされようとしたその御客様ですが、何でも寝室に
忘れ物をされたとかで一度部屋に戻られまして。

すぐ戻って来られたので御見送りを、とドアの前まで御送りしたのですが、
何故かその御客様はドアの前でピタリと止まったまま動かないのです。

「君、どうやら私は今ひとつドアの外に出る気分では無いようなのだが、
しかし出なければならん。ひとつ君が背中を押してもらう訳にはいくまいか」

いつもならチェックアウトと同時に猛ダッシュでドアを壊さんばかりの勢いで
外に出られる御客様がこれは珍しい、と背中を押したのでございますが。

ビクともしないのです。

手伝いを一人呼び二人呼び、最後には従業員全員で背中を押したのですが、
御客様はその位置からまさに石の如く動かれないのです。

「何をしてるんだ君達、私は外に出なければならんのだ。手段は何でもいいから
とにかく外に出してくれ給え」

押す位置や角度、様々な工夫が凝らされましたが総て無駄に終わりまして。

この時点でもう1時間以上が経過していました。

皆疲労困憊の折、従業員の一人が云ったのです。

「そう云えば外側から放水車でドアに水を当てる事によって、何かの拍子に
御客様が外に出られた、という御話を聞いたような気がします」

確かに聞いた事はあるものの物理的に力が働く方向を考えれば逆ではないか、
と疑いつつ早速放水を試みたもののこれも全く効果がありません。

1時間半が経過し、実は御客様には外に出る気が無いのではないか、
そんな事を疑い始めた頃もうひとつの案が出てまいりまして。

「いっそドアを閉めて御客様が出られないようにしてみてはどうでしょう、
人間禁じられるとやりたくなるもので、逆に外に出る気になるかも知れません」

試してみたのです。

ドアを閉め、総ての従業員が定位置に戻り、何事も無い穏やかなホテルの日常に
戻してみたのです。今はまるで御見送りすべき御客様は居ないかのように。

しばらく待ちました。

御客様は大変に怒られまして。

「何をしてるんだ、私を外に出す努力はしないのか」

その時怒りの余り御客様の足が半歩、ドアの方向に動いたのを見逃しませんでした。

全従業員あらん限りの、頭の血管が切れるのではないかという程の力で
御客様の背中を押し、汗だくになりつつも何とか御客様を
外に出す事に成功したのでございます。

外に出た御客様を見て驚きました。

現役時代の小錦関もかくやという堂々たる体格、それはもう私共が押そうが
どうしようがビクともしなかった筈でございます。

で、まあですね、結果2時間の大格闘の末にトイレを出た訳で。

普段お通じの良い店長小杉には人生初と申して良い程に大変な出来事だったので
その勢いで書いてはみたものの、よくよく考えてみれば普通に何処にでもある
聞く価値なぞ1ミリも無い御話、でございましたね。

ただこの巻末を書いて十数年、これ程下らない内容も無いでしょうが
これ程爽やかな気持ちで書いた事も無い、という事で以て
後は振り返らずスッキリ爽やかに次のコーナーに参りたい次第なのです。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー

このコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。
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さてさて。

読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>店長小杉の俺にも言わせろ!(第268回)
>ー浮かない顔をしているが

>今考えていることがあってね。

>ー何か哲学的なことか

>そう言えないこともない。
>実は今日の夕食を天丼にしようかカツ丼にしようか迷っているんだ。

>ー確かにそれは人生に関わる問題だ、店長小杉の場合
>仲間由紀恵にしようか国仲涼子にしようか迷った挙句
>両方とも失ってしまったと言う過去があるから
>なおさら迷うことに対する罪悪感のようなものがあるのだろう

>まさに、今君が述べたことは僕の悩みの根幹を簡潔に
>言い当てていると言えるね。

>ー今日は店長小杉の心ここにあらずの様相を呈して来たので
>そろそろ終わりにしたい

>来週もモアベターよ。

>習慣

>僕は鼻くそを食べる習慣がある
>それを気持ち悪く言う人は
>きっと鼻くそを食べたことがないのだ

天丼かカツ丼かという悩みに直面した時、取り得る解決策としては
天とじ丼が頭に浮かぶ店長小杉です。

A or Bという選択を迫られると、何とかこれがA and Bにならないものか、
そちらに頭が向いてしまう欲深いタイプなのでございますよ。

で、結果としてAもBも得られないのが世の常ではございますが、
天とじ丼は美味しゅうございますね。

店長小杉の実家で「天丼」として供されていたものが実は「天とじ丼」
であった事もあってか、普通の天丼よりは天とじ丼が好みでして。

そういえば「牛丼」として供されていたものも「牛とじ丼」でございました。

おそらくは母上の好みだったのでしょう。

外食をするようになって、実際の「天丼」「牛丼」を食した折、
玉子の不在に衝撃を受けた記憶がございますよ。

おそらくはそれぞれの御家庭に於いてもこの様な事はあるのではないでしょうか。

「湯どうふ」とは「レンジでチンした豆腐」であると思い込んでいたであるだとか。

今回は何だかこの辺りで綺麗に、綺麗という程でもありませんが
まあ一般的な文章の体裁を何とかギリギリにでも保っているうちに
お開きとさせて頂きたい次第で。

「ふつおた(普通のお便り)」のコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
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それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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