「”御粥”と”御粥さん”の違い」 2019年2月8日配信号

【 つれづれ。。。 】

先週は若干風邪を召してしまいまして、「最低限度のお仕事」以外は
極力床に臥せっておりましたSeoulLife Records店長の小杉です。

「最低限度のお仕事」には当然この巻末の駄文が入り込む余地なぞ無く、
旧正月前とあって新譜情報もまばら、となればこれはもう迷う事は何も無い、
という事で以て先週の配信はお休みを頂いたような次第でございまして。

で、インフルエンザ、略してインフル、さらに略してフル、
どうやらですがこのフルではないようでして。

ただ普段ならまだまだ働いているであろう時間に寝床に入って
熱っぽい頭でもって独り天井を見つめておりますと
薄暗い灰色の脳細胞の中に色々と浮かぶものもございましたよ。

何が浮かぶかと申せば主に世界平和についてのあれこれ、ではございますが
そのあれこれの中でも最も店長小杉の頭を悩ませたのが

「御粥さんが食べたい」

これがまた大変に難しい問題でござまいして。

御粥なぞ昨今何処ででも売っているであろう、という向きもございますが
まず何よりも定義として「御粥」ではなく「御粥さん」なのでございます。

コンビニやスーパーで買えるパウチに入ったもの、あれは「御粥」でございます。

男性の身内、友達などが作ってくれたもの、これも「御粥」でございます。

「安心できる女性」が作ってくれて初めて「御粥さん」なのですよ。

というですね、40半ば独身彼女無し男性の捻じれて曲がって腐った屁理屈では
ありながら、しかしその時は熱っぽい頭で確かにそう思ったのです。

「御粥さんが食べたい」

枕元のパカパカ携帯を取り上げ、電話帳を見てみます。

・・・。

当然ですが只の一件も該当する番号は見当たりません。

絶望からか熱も一度程上がったような気がします。

では、もうここは一歩譲って安心できなくても良いから女性が作ってくれた御粥、
まあ暫定的に「御粥くん」と名付けるとして、これならばどうだろう、
誰か作ってくれそうな女性は居ないものか、ともう一度電話帳を見てみます。

しかしそれすら只の一件も電話帳の中には無いのです。

熱はさらに二度程上がったような気がしてきます。

こんな電話帳に一体何の意味があるのか、と電話帳の全消去をすんでのところで
思い留まった時に目に入った電話番号がですね。

「母上」

総ての御粥さんの原点にして始祖。

元祖御粥さん。

しかし、しかしですよ、四十もだいぶ過ぎた男性が七十を越えた母親を
夜中に呼びつけて御粥さんを作らせる、これは余りと云えば余りな
光景ではありますまいか。

想像しただけで熱がさらに五度程上がった気がいたします。

あれこれ思い悩んでいる内にフッと意識を失い気づけば朝。

結論から申せばですよ、御粥さんを食べずとも風邪なぞ治る、
という至極当たり前の事でございまして、読者の中にも居られるであろう
独身彼女無し男性諸氏も風邪を召された際には心を強く持って頂きたい、
そう願いつつ次のコーナーに参る所存でございます。

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「ふつおた(普通のおたより)」ご紹介のコーナー

このコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。
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さてさて。

読者の方からのごくごく「普通のお便り」をご紹介するコーナー。

重鎮「クネ蛸囃子」さんからでございます。

>店長小杉の俺にも言わせろ!(第224回)
>ー今回は店長小杉の食生活について伺いたい。

>僕は基本的にフランス料理オンリーだ。
>神戸にいい店がないのが目下の悩みだね。

>ー神戸と言えば神戸牛でステーキなど充実してそうだが。

>あれは結局日本人向けに開発された品種だからね
>アメリカ人とかには受けるかもしれないが
>僕のような本格的フランス志向の人間にはピンと来ないんだよ。

>ーフランス料理の特徴とは。

>ゲテモノ志向だね。
>君もエスカルゴくらいは聞いたことがあるだろう。

>ーカタツムリですね。

>そう。
>フランス人にはああ言うものを好む傾向があってね
>外国人の前では秘密にしているようだが
>今でも田舎の方に行くとムカデのつくだ煮が最大の御馳走なんだ。

>ーそれは知らなかった、さすが国際通の店長小杉だ。

>何でも僕に聞き給え。
>(聞き手 クネ蛸囃子)

>犬

>犬はかわいいな
>猫もかわいいな
>人間もメスはかわいいのに
>オスは見ていて腹が立つな

フランスで食べた御食事といえばトルコ料理の記憶しかない店長小杉です。

昔パリの悪名高い地域、何でもって悪名高いかは云えないのでございますが、
道を歩けば下着にコート一枚の女性が決して珍しくない地域でして、
その地域の安下宿に一週間ばかり沈没しておりました。

何でまたそんな地域に、と申せば理由は簡単で宿代がお安いからでございます。

同じ理由で以てそこは売れない芸術家の卵達の巣窟でもございましたが、
特段芸術を志している訳でもない店長小杉には特段日々やるべき事がございません。

何をして過ごしていたかと申せば当時テレビで流れていたフランス語版
ドラゴンボールを下宿の女将の五歳位の息子さんと一緒に観ては
「正しいかめはめ波の出し方」を息子さんに伝授していた位なものでございます。

「本場の人」に教えてもらえるとあって息子さんの目は輝いておりましたよ。

ただそんな過ごし方ですら律儀に腹だけは減るものでして、とは申せど
では本場フランスでフランス料理を、なぞカケラも思わない程に
如何せん先立つものが爽やかな程にございません。

「あんたお金無いんだろ?近くのトルコ人街に行けば安く腹ふくれるよ」

「息子への悪影響の懸念」が顔に浮かびつつあった下宿の女将にそう教えてもらい、
トルコ人街でケバブばかり食しておりましたもので
店長小杉にとってのフランス料理は即ちトルコ料理なのでございます。

所謂フランス料理、これはもう店長小杉のような薄給最下層市民には
縁の無いものでございまして、全く以て知識がございません。

「とにかくお皿の面積に対して料理が少ない」

くらいのイメージしかございませんで、それこそムカデのつくだ煮を
大きなお皿の真ん中にちょこんと盛られれば、
「成程」と云って食してしまうかも知れません。

何だか散漫になってきたこの辺りでもって今回はお開きとさせて頂きたい所存で。

「ふつおた」のコーナー宛のメールは件名を「ふつおた」で、
order@seoul4life.com まで。

それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

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