「ボーカルというポジションに求められるもの」 2010年3月9日配信号

【 つれづれ。。。 】

このつれづれでもしばしば書いておりますが、趣味でロックバンド
をやっておりますソウルライフレコード店長の小杉です。

先日このバンドからボーカルが脱退をいたしまして。

学生さんだったのですが、卒業とともに関東方面に就職先が
決まったとのことで、続行不可能、ということになったのですね。

このバンド、これまで10人くらいボーカルが変わっているのですが、
そのたびに後任選びに苦戦をするのです。

と、いいますのもですね、残ったメンバーで会議をしますと

「次の人は仲間由紀恵似がいいなあ」

「いや、広末涼子似が」

「上戸彩似も捨てがたい」

・・・誰一人肝心の「声・歌」の話をしないのでございます。

最終的に自分の好みの女性のタイプをぶちまけて解散、という
この会議は何度となく繰り返されてきましたが、まともな着地を
みることなく何となくしれっと次のボーカルが決まる、という
事が繰り返されておりまして。

先日もこのただただ「不毛」という一言でしか表せないこの会議が
いつものスタジオで繰り返されていた時、スタジオのスタッフの人が
声をかけてきたのです。

「そういえばさっき女優さんがスタジオ入ってたよ。最近の女優さんは
歌も歌えないとダメだから大変だねえ」

「何ですと!?女優さん!?」

色めきたつメンバー一同。
女優さんが真ん中に立っている我がバンド。
これは売れるんじゃないでしょうか。ええ。

「でも、音楽性も合わせないとダメだよね。ちょっと踊れる感じのやつとか。」

「そういうのドラムとかベースって機械でやるんでしょ?」

「ギターも最近録音したの流してるらしいよ」

「と、なると全員楽器要らないよな」

「・・・」

バンドメンバーにはならなくていいので、せめて彼女になって
もらえないかどうか、交渉してみようと思うのですが
どうでしょうか。

それでは、今回のメールマガジンはこのあたりで・・・。

韓国音楽専門ソウルライフレコード

 

タイトルとURLをコピーしました